和光野菜について

都市農業
Vegetables
with Wako

市街化区域内では、都市化の進展により農地の細分化や点在化が進んでいますが、農地の多くは生産緑地地区に指定されています。また、市街化調整区域には、農業振興地域をはじめとする比較的まとまった農地が広がっています。都市地域では、小松菜やトマトなど多様な品目が生産されています。 和光市は、東京都に隣接する埼玉県の南部に位置し、北は荒川、東は白子川、西に越戸川が流れ、坂の多い起伏に富んだ地形となっています。都心から15㎞、首都東京の玄関口として発展し、昭和30年代より人口増が進み、40年代には大規模な集合住宅が建設され、農業中心都市から混合型都市へと大きく変貌しています。現在の農業生産は、路地野菜生産が中心で、冬にんじんが指定産地になっているほか、ほうれんそう、ブロッコリー等の野菜を中心とした都市型農業を展開しています。地域住民との協調を基本に生産と消費が同一地域内で展開していく地産地消の流通体系を確立するとともに、市民が土とのふれあいを深めるための市民農園を計画的に整備することで農地の有効利用と緑地空間が維持できる都市型農業を推進しています。

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和光野菜

朝採新鮮野菜
Fresh vegetables

鮮度保持の効果が大きいです。野菜の鮮度は、水分や糖などの含量で左右されます。水分が失われればしなびますし、糖分が少なくなれば、甘みが落ちます。野菜は収穫後も呼吸をしています。そのため水分と呼吸基質(主に糖)が徐々に少なくなり、鮮度が落ちます。呼吸は、植物体の温度が高いと、急激に呼吸が盛んになりますから、品温が1℃でも低いうちに収穫する必要があります。朝は品温が低いので、呼吸量が少ないですから、長持ちすると思います。野菜の美味しさに大きく影響する要素といえば、やはり鮮度。一般的に売られている野菜は、収穫されて流通に乗り、さらに売り場から食卓へと動いていきます。収穫から食卓までの時間が短ければ短いほど、鮮度は良いと言えます。夕方に収穫された野菜が一般的な流通に乗るのは、おそらく翌日になってしまうでしょう。となると、半日以上のタイムロスが生じます。一方、朝、収穫された野菜は最短時間で流通に乗せることができ、最短で食卓へと届けられます。考えられる、最適な収穫のタイミングなわけです。

多品種栽培
Multi-variety
cultivation

いろんな野菜を少しずつ育てる「多品目少量栽培」。一年中、彩りがあって、常に出荷できる野菜がある畑。憧れが膨らみます。多品目少量栽培はこの和光市でも広がってきています。年間○○種類以上の野菜を生産・販売するとういうのは大変ですが、多品目少量栽培することにより、地元のレストランや少量で地元野菜を販売したいというニーズにも答えることができます。例えば、単品目では、年間で旬の時期は限られます。一方、多品目の場合は常に何かしらの旬が回ってくることになります。年中、旬の野菜が出荷できるということは、年中おいしさを届けられるということです。